【詩】日々

いっしゅん
まいにちの あたりまえのことが
光をあびて
かがやき
あ、これぐらいあれば
これでよいと思えるときがある
夫婦らしき人が買い物の帰り
しずかに話していたり
こどもがきゃっきゃ飛びはねていたり
老人が二、三人
ロータリー前のベンチで腰を曲げ
口をわずかに開き
そんなのを
黄色い夕日が ぴかり、と照らす
あたりまえのことで
あたしは 今日じゅうぶんたのしかったと
思える日である
きのうは友人と動物園に行ったし
今朝は昔の友人と電話で話した
姪もしずかで
せこせこと 本を読み
なにか台所でつくっていた。
なくこともなく
そんななか、帰ってきた日
半分、気管は痛むが
こんな日常をヒトは
何百年と過ごしてきたのである

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# by takanak | 2017-10-09 21:32 | 詩です | Comments(0)

【詩】秋の朝

人とつながらない
孤独さ というのが
むかしからあって
起きたらふと
中学・高校のころ
誰かと一緒にお弁当を食べたという記憶が
ほとんどないことに気づいた
そうだね たしか入学したころ
二、三人でがちゃがちゃ集まって食べた記憶がひとつある
それと 高校の頃
二つ前の席で
文学史の教科書を読みながら
楽しそうにひとりでお弁当を食べている女の子の後ろ姿を眺め
ああ、いいな、楽しく本が読めて
と思った記憶がある

それだけ。

お弁当のときは
いつもじぶんの席で。
周囲ががちゃがちゃやっているなかで
べつに仲間外れされたわけではない

ただ、常時、孤独。

今は。
あさとゆう、それに
昼間、ふっと
姪がお茶を入れてくれる
それだけ
ただ、熱い たっぷりの緑茶である
いもうとの家では
「さあ、一服しようか」と
家事の合間にいもうとがよくお茶をいれて
姪と話をすることがあったので
それなのだろう。
わたしはいもうとほどの
暖かい気持ちがないので
ただ、お茶をのみ
お菓子をぼりぼり
新聞読んだりテレビ見たりする

気づくと
姪はお茶をすすり、
すこし、残したまま
立って流しに行っている

それってありがたいことなのだろうか

起きて
秋の日射し
すこし心臓が痛い


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# by takanak | 2017-10-01 08:15 | 詩です | Comments(0)

【詩】岐路

世の中には
一瞬、ぜつぼう、と思うことが
しばしばあるが
それで立ち止まらないで
前回も言った うろうろ
そして、最低でもいいので
べつの選択肢を探す。

うっ違う人生
あんなだったら いいのに
と思うことがしばしば。

しかし
抜け道はあるのだ
べつの選択肢は自由

うまく言えないけど
書くととても単純に見えるけど

それは けっこう 自由

きのう、まことに
後味のわるい夢を見た
それを解釈するのは よくなさそうだ
別の道を探している
でも、見つからないでいる
心臓がぱくぱく言っている

別の道を探すまでは まだまだ
でも その前に立ち止まり
岐路に立ち止まり
耳をすますことぐらいは
できるのだ

秋、とつぶやく
長いようで あっと言う間に終わった
九月のことをいろいろ考えてみる

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# by takanak | 2017-09-29 16:51 | 詩です | Comments(0)

【詩】かべ

「かべ」

絶望の淵にいるときには

その壁の前で

うろうろ、

ともかく うろうろしていれば

いつか壁が壊れる穴みたいなものが見つかる、

そう言ったのはぺてるの家の創立者だったか。

ぜつぼう、ほどのことは なにほどもないが

さすが人生の大半に壁を感じると

やはり、どうしてよいのか 途方に暮れる

いつも壁を感じるときの対処法

やっと覚えた それらしいものを。

すべてが鉄の壁でも

その前に頭を伏せ

しずかに

壁は壁でよいと思って

ただ ひれ伏して

壁の底にでも

くぐり抜ける穴がないかと 見つめる

するとすうっと光が見えてきて

壁はよい、あってもね。

それはそのまま

あたしはこのひかりの穴に向かっていこう

だれも気にしなくてよい

壁はそのまま そびえていて、よい。

あたしは壁の1パーセントでいいので

できることをやろう

そうおもった



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# by takanak | 2017-09-23 12:16 | 詩です | Comments(0)

Iホールの映画

こんなこと言ったらわるいけど
神保町の岩波ホールの映画
うん、ちっとも面白くないというか、
わからん。
若い頃から、インドの「大地のうた」から
数編は見たけど
期待しては行くのだけど
とても、むずかしくて、
また、見たあとも良い感じになれなくて
後味がわるくて

自分のアタマがわるいせいかと思う

神保町シアターも
鎌倉の川喜多かしこ記念館の映画も
好きで
見たあと、すぐに席を立てなくて
他の観客と「よかったねえ」を共感したい気持ちで。

だけど
岩波ホールの映画は
感動の前に
「ちっともわからん」
今回見た、エミリー・ディキンソンの映画も
わからなくって
後味がわるくって
正直、「そんした」と思った

そしたら下りるエレベーターの中で
高齢の母親が娘さんに
「よかったねえ」と言っていた

またまた、じぶんの知性の低さを感じた次第。

岩波ホールの映画は
もう、見に行くのやめよう、と思った

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# by takanak | 2017-09-18 15:41 | 感想 | Comments(0)