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休みの日・飛行機

休みの日。家の中は静かだ。


キィーンだか、ズゥーンだか言う音がして、空高く見えないところを飛行機が飛んで行く。

というか、家のなかにいるので見えないのだが、音のみ、開けた階段の窓から入ってくるのだが、そんな感じがする。


遠くの飛行機というのは懐かしくて、子供の頃、遊んでいるとよくトンボのように小さく、ゆっくり空を渡っていくのが見えた。「あーっ」と首を曲げる。もっと低空のときは、飛行機雲が真っすぐに走っている。


夜。お風呂屋さんに行った帰り道、見上げると黄色い点が、ゆっくりゆっくり動いていく。この辺りは飛行機の通り道なのだろうか。だとすれば、どこからどこへ行くのだろうか。羽田からあるいは成田から南なのだろうか。それとも、西へ向かうのだろうか。いつも、すうっと空を横切る。縦につっきるように見えることもある。


のんびりとした日曜日。家の木でできた台(なんというんだっけ、昔の木造家屋の二階によくあった、ちょっとした台)にすわって外を見ると、プルルルルル・・・と振動音をさせてヘリコプターが飛んでいく。姿がくっきりと見える。


しかし、厚木とか沖縄とか、基地が近くにあるうちや、成田、羽田などが近くにある人はこんなのんびりとしたこと、言えないのだろう。

飛行機。ジェット機。ヘリ。明らかに軍用機と思われるのが、三、四機、編隊をなして通ることもある。


二階に上がる階段をのぼっていて、ふと思ったことである。


関係ないことだが、自分は何かしていても、すぐに、昔のエピソードや映像が、さあっと蘇る。皆そうなのだろうか。それとも自分がよほど「今」の事柄に関心がないということなのだろうか、よくわからない。


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by takanak | 2017-09-14 10:32 | なつかしエッセイ | Trackback | Comments(0)

海辺の美術館の庭から


by なかすぎこう
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