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【詩】かべ

「かべ」

絶望の淵にいるときには

その壁の前で

うろうろ、

ともかく うろうろしていれば

いつか壁が壊れる穴みたいなものが見つかる、

そう言ったのはぺてるの家の創立者だったか。

ぜつぼう、ほどのことは なにほどもないが

さすが人生の大半に壁を感じると

やはり、どうしてよいのか 途方に暮れる

いつも壁を感じるときの対処法

やっと覚えた それらしいものを。

すべてが鉄の壁でも

その前に頭を伏せ

しずかに

壁は壁でよいと思って

ただ ひれ伏して

壁の底にでも

くぐり抜ける穴がないかと 見つめる

するとすうっと光が見えてきて

壁はよい、あってもね。

それはそのまま

あたしはこのひかりの穴に向かっていこう

だれも気にしなくてよい

壁はそのまま そびえていて、よい。

あたしは壁の1パーセントでいいので

できることをやろう

そうおもった



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by takanak | 2017-09-23 12:16 | 詩です | Trackback | Comments(0)

海辺の美術館の庭から


by なかすぎこう
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