ディスプレイ
知る前の彼は(彼女は)
目の光昏く
宙を見ている
前髪を ちょっと直したりはするが
まるで
息のない壁に向かっているよう。
わたしは不安というより、
とても恥ずかしくなって
彼女の
彼の
こころを叩く
生きて
いますかぁ
すると
白黒画面に
急に血流が流れたように
顔色に明るいピンク色が戻り
あ、Nさん
と はじかれたように呼ぶ。
彼が くっついてきた
彼女が ついてきた
で 安心して
わたしたちは
いつもの 会話を始める
しんでるいるか
いきているかは
案外
そんなところだけ なのかもしれない。
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